私の着物遍歴

着物は日本文化の一つだというのに、日本人の私は着物から全く遠ざかっているのが勿体無く思います。
昔はこんな私でも着物を着たこともありました。
高校の茶道部で、文化祭のときのお茶会で浴衣を着ました。1年生のときは浴衣を着るのが初めてで、母に着付けを教えてもらいました。自分で着れるようになるまで、家で練習しました。自分で浴衣が着れるようになると、ちょっと自信がつきました。自分で着れない子よりも上のような感じがして、少し誇らしい気持ちがしました。
着付けを知っているってお母さんはすごいなあ、と感心しました。母はお嫁に来る前に、着付け教室に通っていたそうです。そして、お嫁に来るときに着物を何枚か拵えて持ってきたのです。そんな母ですから、私の授業参観には着物で来てくれました。母が参観日前日に着物を着るのに必要な道具をたんすから出して、用意しているのを見ると、わくわくしました。着物だときれいで目立つので、小さいころは嬉しかったです。
私が着物を着たのはまだあります。成人式と大学の卒業式に、母の振袖を借りました。母の着物なので、ちょっと柄が昔な感じで、それがかえって他の人とは違う雰囲気を出していてよかったと思います。振袖もちゃんと保管していた母に感謝です。振袖を着るときは、着付けを頼みました。さすがの母も振袖の着付けは難しかったらしいです。
私はあんまり着物の思い出はないですが、それでも、いい思い出ばかりです。これからまた着物を着るような機会はないような気がします。こうやって日本から普段の生活から着物が消えていくのかもしれないですね。